お知らせ

【平野啓一郎氏の講演より③】

リスクを避けるためには、分散投資のように、人生も一転集中ではなく分散させるべきではないか。
「ウラ・オモテがある人間」とか、「本音と建て前を使い分ける」とか、「八方美人だ」とか、人間に多面性があることを、社会は否定的に捉えがちです。
否定的に捉えるのではなく、いろいろな対人関係の中で、いろいろな自分を生きていることを肯定的に考える。
いろいろな人の個性と生きていて、いろいろな個性を尊重しようとすると、その人向けの自分になる、それを肯定する。

生きていると、いろいろな対人関係や状況に巻き込まれます。
「個人は、分けられないたった一つのものである」という考え方だと、自分を全否定してしまう衝動が起きることがあります。
「分人」という考え方を取り入れると、生きやすくなるのではないでしょうか。
(文責 事務局)

【平野啓一郎氏の講演より②】

分人とは、対人関係ごとの様々な自分である。
恋人との分人、家族との分人、職場での分人・・・それらは必ずしも同じではない。
一人の人間は、複数の分人のネットワークであり、そこには「本当の自分」という中心はない。
私という人間は、対人関係ごとのいくつかの分人によって構成されている。
複数の分人の構成比率によって、その人の個性は変わる。

このように、平野氏は著書の中で書いています。

「個人(わけられないもの)」と考えると、すべてが「自分」と考えるので、一つの側面がいやだと感じると、すべてを否定的に考えてしまいます。
自己否定です。

分人ごとに考えてみるとどうでしょうか。
一つの関係性の中の自分がいやなのだ、と、考えてみると、どうでしょうか。
「自分を好きだ」と言いやすくなります。
自己肯定しやすくなります。

自分を一気に、全部、好きになるのはハードルが高いです。
それを「この分人は好きだ(その人といる時の自分が好き、心地いい)」と思えると、自分を少しずつ好きになり、自己肯定感が増えていきます。
「Aの分人はうまくいっている」「Bはそこそこ…」「Cはいまいちだなぁ」…、
などと、「分人」として、プロジェクトのように考える。
そうすると「この分人は好きだ」「この分人も好きだ」と、足場が増えていき、自分に肯定的になれるのではないでしょうか。
(文責 事務局)

【憲法違反の安保法制法の廃止を求める市民集会】本日です!

憲法違反の安保法制法の廃止を求める市民集会は、本日です!

16:00~パレード(15:45天神中央公園集合)、17:00~柳澤協二氏講演会を行います。
下記ご覧下さい。
多くの方のご参加をお待ちしております。

日時:2016年3月19日(土)
パレード集合 15:45、パレード出発 16:00 天神中央公園(福岡市中央区天神1-1 福岡市庁舎裏)
講演会開場 16:30、講演会開演 17:00 明治安田生命ホール(福岡市博多区中洲5-6-20明治安田生命福岡ビル)

主催:福岡県弁護士会 共催:日本弁護士連合会、九州弁護士会連合会
協力:戦争を許さない福岡県民委員会、九条の会福岡県連絡会
問合:福岡県弁護士会(℡:092-741-6416)
3月19日集会チラシ表3月19集会チラシ裏

【平野啓一郎氏の講演より①】

平野氏は、自身の著書『私とは何か「個人」から「分人」へ』の中で、「分人」という考え方を提案されています。

「個人」という言葉は、明治時代に「indiviual」が和訳されたものです。
「indiviual」とは、「in」(非)+「divisual」(分ける)→「分けられないもの」という意味です。
「個人」は「一人の人間であり分けられないものである、たった一つのものである」と考えられています。

でも、そうなのでしょうか?

平野氏は子供の頃、学校で友達といる時の自分と、家に帰ってからの一人でいる自分は、違うと感じていたと言います。
「家に帰ってからの一人でいる自分は本当の自分。ならば、友達といる時は演技しているのだろうか?」
そう考えた時に「様々な対人関係の中で、接する人ごとに違う自分がいるのだ」「本当の自分というものはなく、様々な人と接する自分はすべてが自分」と考えたのだそうです。

唯一無二の「本当の自分」というものは存在しない。
対人関係ごとに見せる複数の顔が、すべて「本当の自分」である。
このように考えてみたらどうか、と提案されています。
(文責 事務局)
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【福岡市フォーラムに参加して】

3月は自殺対策強化月間であり、各地域でいろいろな催しが企画されています。
福岡市でも、3月5日に「身近な自殺問題」と題して、平野啓一郎さんの講演と、パネルディスカッションが行われました。
平野さんの著書を以前読んでいたこともあり、講演をお聞きしたくて参加してきました。

3月19日に行われる福岡県弁護士会主催のシンポジウム「若年層の自殺、どうすれば防げる?」を、先日ご紹介しました。
「全国的にも、自殺者数は6年連続で減少しているものの、若者の自殺者数の減少幅は小さい」という言葉は福岡市でも当てはまり、福岡市からの挨拶では、福岡の40歳未満の自殺者数は、毎年増減を繰り返しているとのことでした。

今回講演なさった平野啓一郎さんは、昨年2月には福岡県弁護士会主催のシンポジウム「自死をなくすために~生きぬく知恵をともに考える~」に登壇されました。
平野さんの著書「空白を満たしなさい」や「私とは何か『個人』から『分人』へ」の中で、「分人」という考え方を提案なさっています。
「私とは何か『個人』から『分人』へ」の紹介を交えつつ、講演の様子をご紹介したいと思います。
(事務局)

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【憲法違反の安保法制法の廃止を求める市民集会】来週土曜日です!

 

日時:2016年3月19日(土)パレード集合 15:45、パレード出発 16:00 天神中央公園(福岡市中央区天神1-1 福岡市庁舎裏)
講演会開場 16:30、講演会開演 17:00 明治安田生命ホール(福岡市博多区中洲5-6-20明治安田生命福岡ビル)

2014年、2015年、そして現在も続いている、安保法制廃止を求める行動。
3月19日は、昨年(2015年)9月19日の安保法制の強行採決から、半年が経つ日です。
様々な団体が、毎月19日に、安保法制廃止を求める行動を行っています。

福岡県弁護士会では、「憲法違反の安保法制法の廃止を求める市民集会」を行います。
今回は、柳澤協二氏をお迎えし、お話を伺います。
1790年東京大学法学部卒業後、防衛庁に入庁、運輸局長、人事教育局長、官房長、防衛研究所長を歴任。
2004年(平成16年)から2009年(平成21年)まで、第2次小泉・第3次小泉・福田・第1次安倍・麻生内閣の下で内閣官房副長官補(安全保障・危機管理担当)を務めてこられた柳澤氏。
政府の安全保障のまっただ中にいた柳澤氏が何を語るのか。
安保法制のどこが問題なのか、施行されたらどのようなことが起こりうるのか。
お話を伺い、共に考え理解し、安保法制と集団的自衛権廃止のためにできることを考えましょう。

主催:福岡県弁護士会
共催:日本弁護士連合会、九州弁護士会連合会
協力:戦争を許さない福岡県民委員会、九条の会福岡県連絡会
問合:福岡県弁護士会(℡:092-741-6416)
3月19日集会チラシ表3月19集会チラシ裏

【シンポジウム「若年層の自殺、どうすれば防げる?」】

日時:2016年3月19日(土)13:30開場、14:00開演
場所:TKPガーデンシティ天神 M-4会議室(福岡市中央区天神2-14-8福岡天神センタービル8階)
事前申込み不要、参加費無料

3月は自殺対策強化月間です。
3月1日~3月7日の期間には、「全国一斉こころの健康相談統一ダイヤル」の運用も全国で行われます。
(福岡県は9:00~16:00、電話番号は0570-064-556、運営主体は福岡県精神保健福祉センター)

福岡県弁護士会では、3月19日(土)にシンポジウムを開催します。
全体として自殺件数が減っている中で、なお高止まりを続けている若者の自殺に焦点を当てています。

誰しも人生の中で、悩みを持ちます。その大きさは様々です。
また、同じことで悩むにしても、捉え方は人それぞれでもあります。
各分野の第一線で活躍している専門家の方々のお話を聞くことができる機会です、是非ご参加下さい。

主催:福岡県弁護士会
問合:福岡県弁護士会(℡:092-741-6416)
チラシ

【Facebookページもご覧下さい】

本ホームページ右下に、Facebookのマークがございます。
当事務所では、Facebookページも公開しております。
労働事件や安保法制反対など、様々なイベントのご紹介や、参加しての感想など投稿しております。
こちらもご覧下さい。

https://www.facebook.com/inoshitalaw

【憲法違反の安保法制法の廃止を求める市民集会】

日時:2016年3月19日(土)
パレード集合 15:45、パレード出発 16:00 天神中央公園(福岡市中央区天神1-1 福岡市庁舎裏)
講演会開場 16:30、講演会開演 17:00 明治安田生命ホール(福岡市博多区中洲5-6-20明治安田生命福岡ビル)

今回お話を伺う柳澤協二氏は、昨年9月に来福し、柳澤氏が理事を務める新外交イニシアチブ主催の講演会を行いました。
(その模様は、当事務所Facebookページに投稿しております)

「政府は間違えます。イラク戦争時のブッシュ政権のように、時に大きな政権の方が大きな間違いを犯すことがあります。
政治の暴走、独走をどう止めるか、国民である私たち一人一人の意思が、重要になります。」
このようにおっしゃっていたことが、記憶によみがえります。

安保法制のどこが問題なのか、施行されたらどのようなことが起こりうるのか。
お話を伺い、共に考え理解し、安保法制と集団的自衛権廃止のためにできることを考えましょう。

主催:福岡県弁護士会
共催:日本弁護士連合会、九州弁護士会連合会
協力:戦争を許さない福岡県民委員会、九条の会福岡県連絡会
問合:福岡県弁護士会(℡:092-741-6416)
3月19日集会チラシ表3月19集会チラシ裏

【2016 弥生】

カナダでは、毎年2月最終水曜日をピンクシャツデーとし、この日、 賛同者はピンクシャツを着たり、ピンク色のものを身に着けて 学校や職場へ行くことで「いじめ反対」のメッセージを送っています。

ピンクシャツデーとは。
2007年、カナダのハイスクールの男子学生がピンクのポロシャツを着て登校。
そのことで、ホモセクシャルだとからかわれ暴行を受け、耐えきれずに帰宅してしまいました。
それを聞いた上級生の男子生徒2人が、
「いじめはうんざりだ!」
と、「明日、一緒に学校でピンクシャツを着よう」と、クラスメートたちに学校のBBSやメールで呼びかけました。
翌朝、ピンクシャツを着た生徒たちが、ピンクシャツが用意できなかった生徒はピンク色の小物を身に着けて、登校してきました。
そして後日、いじめられた生徒は、あのピンク色のポロシャツを再び着て登校してきました。
いじめに対抗しようと立ち上がった学生たちは、言葉や暴力でなく、行動で意思表示をしました。

日本でも、ピンクシャツデーを広める活動が行われています。
犬とネコ

 

まずはお気軽にご相談ください

「こんなこと相談していいのかな」などと悩む必要はありません。
相談料は30分5,000円(但し初回30分は相談料無料)

tel:092-739-7300

(月~金 9:00~17:15)

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